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zoom RSS ある文法学者の伝記

<<   作成日時 : 2008/11/27 12:56   >>

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日本人は本当に「正しい日本語」とか「きれいな日本語」とかが好きですね。
もちろん、このような言葉へのこだわりならフランス人も負けていません。

というわけで、中公新書から井村順一著『美しい言葉づかい ―フランス人の表現の技術』です。
前書きやら帯のたたき文句には、フランス人の言葉への関心を通して、表現の技術を考えなおす手がかりに、というような類のことが書いてあります。


美しい言葉づかい
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フランス人の表現の技術中公新書 著者:井村順一出版社:中央公論新社サイズ:新書ページ数:213p発行


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とはいうものの、たたき文句はただの戯言。「正しい日本語」とか「品格のある言葉づかい」とか、そんなのが好きな人が間違って買ってしまうように、無理矢理にとってつけたものでしょう。

この本の真の主題は、十七世紀フランスの文法家ヴォージュラヴォージュラの主著『フランス語に関する注意書き』、そして、そんな本がベストセーラーとなった時代背景です。
ヴォージュラ、フランス人でさえかろうじて名前を聞いたことがあるという程度の存在、日本では仏文の学生でもまずは知らないというような、今となってはずいぶんとマイナーな人なのですが、そんな人の単行本が刊行されること自体が驚き。

日本の出版社も捨てたものではありません。
この本を読めば言葉づかいが正しくなる、なんてことはあり得ませんが、少なくとも「正しい言葉づかい」について考えるよすがにはなるかもしれません。

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